今日のお題
山田君、セルジオさんに座布団1枚!
もう最新号が発売されているが、先週の『週刊サッカーダイジェスト』のセルジオ越後氏のコラム「天国と地獄」を読んでいて、oh!と感心した内容があった。それは、サッカー協会(以下、協会と称す)が、先月22日にスペインサッカー連盟とパートナーシップ協定を締結したことである。
ライブドア・スポーツのweb記事によると協定の内容は、
・両国のサッカー発展のための総合的なパートナーシップ
・日本の育成年代の指導者養成と、その養成機関の設立と運営に関する協力・支援
・技術支援、コーチ育成、選手育成、審判、運営、法的事項に関するスタッフの交流 の3点である。
このパートナーシップの締結を先にニュースで聞いて、セルジオ氏のコラムを読むまで気づかなかった点は、日本はこれまでフランス国立サッカーアカデミーを手本にした福島県のJFAアカデミーで様々な育成プログラムを運営してきていた点を今回のスペインとの友好協定によりどのように変更していくのかと言う点である。セルジオ氏は、コラムではスペインとの提携により、犬養会長がこれまでのフランス流の育成システムの失敗を認めてしまったと論じている。さらに、犬養会長がこれまでのフランス流の育成実践の失敗を潔く認めていないと指摘し、日本のサッカー界のトップの迷走に不信感を呈している。本文では、セルジオ節炸裂である…(苦笑)。
なるほど、確かにフランス流の育成が、今後はスペイン流に変わるのだろうが、セルジオ氏が言うように犬養会長はこれまでのフランス流の指導者養成や育成の成果について総括したのであろうか?ちなみに、FIFAランキングではスペインは1位、フランスは7位である。もし、何も総括せずに、協会がスペインへの乗換えをしたのならば、今回の友好協定を改めて考えてみると、私もセルジオ氏の意見に同感で、今回のスペインとの友好提携を締結した教会の方針には脈絡が感じられず、ご都合主義、打算的に思えてしまう…物事には、手順がある。まず、協会はフランス流の過去を十分に踏まえてから、スペイン流に乗り換えるならば良かったが、その手順を踏まえないで友好協定を締結してスタイルを変えることを目論んでいる…これじゃ、今までと同じではないか…日本のサッカーに一体何の成果が得られるのだろうか?いきなり、フランス料理からスペイン料理じゃね…
冷静に考えると、だんだん犬飼さんのやっていることに「?」が多くなってきた…さらに、ここ最近の代表や岡田監督の成果に何も言わなかったりとどうも言動や姿勢が矛盾だらけだ。なぜ、吼えないの…去年あるクラブの社長や監督をあれだけボロクソに言っていたくせに…W杯招致も果たして?…
協会がサッカー関係者の教会になってきた…宗教法人に変わったりして…
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でも、これも島国的な近視眼こだわりのような気がしますが・・・。今の日本のレベルからすると、フランスでもスペインでもイングランドでも、欧州レベルのサッカー常識(しつけ)のベースができていないわけですから、どれを学ぼうが10年くらいは9割方は同じく効果があるというか、本当の違いにたどりつかないのではないかな。逆に言えば、当面10年くらいは多少変えても大きな違いは実はないわけで、今の時点で残り10%の純粋さにこだわるというのは、そりゃ正論かもしれないけど、重箱つつきのナンセンスではないかと思うのです。
返信削除越後はとにかく噛み付きゃ商売になるからね。
島国的な近視眼は三つ子の魂なので直りませんが、匿名さんのおっしゃるとおり、方式を変えても日本がサッカーをやるわけですから変わらないかもしれません。本当の違いの意味が解りませんが…ただし、10%でも前に進む上で、何かないといけないと思います。これを、正論と取るか、ナンセンスと取るかは人それぞれで良いと思います。
返信削除私は、静か過ぎるメディアへの対抗馬としセルジオさんに期待しているだけです。ラモスじゃちと困るので…