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Ki Sung Yueng the cold shoulder
キ・ソン・ヨンのサルまね問題について、メディアの記事をジックリ読んでみたところ、イギリスの反人種差別主義教育基金のShow Racism the Red Card (SRTRC)のチーフ・エグゼクティヴ、ゲッド・グレービーが複数のメディアに取り上げられていました。28日付けのスコットランドの夕刊紙イヴィニング・タイムズの記事では、「キ・ソン・ヨンの主張は、人種差別主義専門家によって却下された」との見出しでした。
ゲッド・グレービーは、キ・ソン・ヨンのサルまねについて、
「私には、その行為が(人種差別主義)に関するものであったということが正しく伝わらない」
「私は、キ・ソン・ヨンが日本人を嘲笑するためにサルまねをし、それが論争を引き起こしたと考えています」
とコメントしていました。やはり、キ・ソン・ヨンの行為は、スコットランドの人種差別主義に対しては何の意味も持たないとの見解です(ゲッド・グレービーの同じコメントは、こちらにも)。
専門家によるコメントを盾にして、キ・ソン・ヨンの行為が畳み込まれてきています。正攻法の追い込みですな…
やはり、キ・ソン・ヨンの行為が、逃れようのない問題を自ら引き起こし、まだ解決の方向に展開していない状況です。
キ・ソン・ヨンの今後の動向が非常に気になります…
ピッチの上であんな事やらなけば良かったのに…
しかし、一つ気になる点は、昨年のスコットランド・プレミアリーグのセルティックとセント・ジョンストンの試合で、セント・ジョンストンのサポーターがキ・ソン・ヨンにイヌの鳴き声をしたり、「イヌを全部食べたのは誰だ?」とのチャントを送ったとの内容に関しては、ゲッド・グレービーの発言は何も触れていません。何故、キ・ソン・ヨンにイヌの鳴き声や食犬でヤジったのでしょうか?これって、問題視されないのでしょうか?
Wikipediaによると、食犬文化どうやらイギリスだと忌避されているみたいです…この点は、意図的に回避しているのでしょうか?また、食犬風習に関しては、2002年の日韓W杯開催でも、FIFAが韓国政府に対して食用犬を解放するように要請したようですが、FIFAの副会長でもあるチョン・モンジュンがその要請を拒否したそうです。そういえば、そんなことがあったような気がします…
私は、我々日本人は島国で隣国から隔たっており、人種差別主義の問題に直接関係する機会が少なくこの問題を考える機会が無いし、疎い点に注意しなければいけないと思います。
対照的な結末
今回のアジアカップは、オーストラリアを倒して念願の日本の優勝に終りました。かたや韓国は日本に敗れ3位に終り、キ・ソン・ヨンの問題、パク・チソンたちの代表引退など様々な問題を抱えている状況であり、チームの転換期でもあると思います。
韓国の若手も強くて上手い選手が台頭してきたけど、かつてのハン・ミョンボやアン・ジョンファンなど存在感のある選手がいるのかなと考えてしまいます。隣国として日本は、韓国と競り合うことで成長すると思うので、強い韓国が復活し対戦できることを期待したいと思います。
最後までお付合い頂きありがとうございます。
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