2010年12月31日金曜日

Today’s chatting‐雑談、閉鎖的経営陣…‐

皆さんコンニチワ、
今年もあと一日です。
頑張りましょう!
A very exclusive club?
どうしても、27日のフィンケ監督の最後の会見内容を確認したかったので、今日ググッてみたら『サッカーを読む!Jマガ』Web版のサイトで川岸和久氏による完全掲載文がありました。
いゃー、やっぱり、フロントとフィンケ監督の確執の原因は、やはり前藤口社長の「後出しジャンケン」だったんですねぇ…
そうした問題を始め、様々な思いや意見をフィンケ監督は、相変わらず淡々と理性的に語っています…ホント紳士だと思う…
これを、「言い訳」とネガティブに記述したメディアがありましたが、過去数年に渡りレッズで生じている政治的問題を皮相的にしか理解していないんでしょうね…

フィンケ監督の監督就任に際するコメントの一節を抜粋すると、
「(浦和は)2006年のJリーグ優勝、2007年ACLの優勝という結果を残していましたが、チームのパフォーマンスというのは、その後は下降線を辿っていました。最も優れていた、そしてチームにとって最も価値のあったワシントンや長谷部はクラブを去っていました。そのような状況で当時の首脳陣から私が依頼されたことは、チームの根本的な改革を行って欲しいということでした。

第一にプレースタイルを変えてほしいということ、それから新しい若い選手達を入れていくことによって、健康な年齢構成の中でのチーム作りを進めて欲しいということでした。私は既にとても長い間このサッカー界で仕事をしていましたし、私に対してどういうことを希望しているのか、そしてどういうことを期待しているのか、ということを詳細に確認したと思っていました。

その時にはっきりと藤口さん(当時社長)が私に対してこう言ってきたのです。『もう私たちは今後はひと昔前のように選手を買うことはできない。今後はこのクラブの収入もさらに減っていくだろうし、違約金などを支払って高い選手はもう買うことはできないから、今後は自分たちのクラブに所属している若い選手たちをどんどん成長させていかなければならない。それを是非依頼したい』

そして違ったところから、藤口さんと新田さん(当時常務)が私に対して、はっきりと『優勝しなくてはいけない』と言わなかったことが、クラブとしての間違い、判断のミスだったというような声があったということを、私はあとあと聞きました。ただし忘れてはならないのは、当時私にこの仕事が依頼された時に、クラブがどのような状況に置かれていたかということです。

そして私は最終的に依頼を受けてこの国に来ることになったわけです。そしてここで仕事を始めたわけですが、私がここの契約書にサインを交わしたあと、とても早い時期に人事の移動が起きるとは思っていませんでした。私を招聘した人間があっという間にいなくなってしまったのです。

それでもこの多くの変化に私はたくさんの妥協をしましたし、なんとかしてポジティブな形で仕事を進めようとしてきました。そして今本当に珍しいことが起きています。これはプロの業界ではなかなか見ることができない状況ですが、1つのサッカークラブの中で最も重要なポジションである社長、それからGM、監督の三つの立場の人間のうち、監督である私が最も長い間このクラブにいる人間になってしまいました。」

あーあ、結局、当時藤口社長はフィンケ監督に育成を依頼しておきながら、影では「優勝」を義務付けていたんですねぇ…
一体、何を考えていたんですかね、当時のあの戦力で…
これは、やはり犬飼さんの影響なんですかねぇ…だから、進藤さんは板挟みになり病に倒れて辞めてしまったんですかねぇ…

フィンケ監督のこの一節を読む限りじゃ、フロントは当時もそして今も「ムラ社会」の閉鎖的な組織なんですね…
これって、ヒョッとすると、レッズの経営能力の「限界」を示し、私はこの点がレッズの改革に大きく影響していると思うんですがねぇ…
フィンケ監督も良く、2年間我慢したと思いますよ…
ホントに、フィンケ監督の退任もエンゲルスの退任と同様に後味が非常に悪いですな…
2年間でチームや選手たちは、変化しましたが、フロントが何も変わっていないですよね…


今日のお薦め
Led zeppelin「Comunication Break down」『Led zeppelin』
Led zeppelin「How Many More Times」『Led zeppelin』

今年もご笑覧いただき、誠にありがとうございました。
どうか皆様、良い年をお迎えください。
来年もよろしくお願い申し上げます。
最後までお付合い頂きありがとうございます。
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2 件のコメント:

  1. 藤口さんはフィンケを呼んだ当初から優勝を義務付けるべきだった、それをしなかったのがそもそもの間違いと言う声がクラブ内にあったと、フィンケさんが後になって聞いた・・・   という意味では?

    だから藤口さんはやめさせられたのかも.フロントが監督をサポートしていないと、ずっと感じていたけど、ほとんど最初からだったんですね。

    フィンケさんは、ほんとにプロフェッショナルで誠実ですね。こんな方にGMを兼ねて指揮してもらいたかった。誰かクラブ内からGM見習いをつけて。これこそゼネラル・マネージャーの仕事のやり方って学んでほしかったです。

    社長が三菱の都合で変えられてしまうのはどうしようもないので、社長が変わってもぶれない芯になれるGMがいないと、たまたま「いい監督に出会えるか」という博打が続くだけです。皆わかっているけど、サポにはどうしようもない・・・

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  2. zuoboさんコメントありがとうございます。
    ご指摘ごもっともです。
    今更、変えようがない現実ですが、
    何かは未来に変えられると期待しています。
    ささやかですが、意見は述べてゆきたいと思います。
    今後とも、よろしくお願い申し上げます。

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